爪・ネイルの深いお悩みを解決します
ネイルサロン エクラーラ
ジェルネイルと爪の関係をプロのネイリストが解説します。
ジェルネイルの方がポリッシュよりも爪にとって悪いんでしょうか?
結論から言うと「そんなことはない」です。
どちらも使い方によっては爪にダメージを与えます。
理由は主に次の2つ。
一方でジェルやポリッシュをすることで爪を物理的な刺激から守るという効果もあります。
さらにネイルをしておくことで【爪への補強効果】も多少あるので【ネイル=悪】という極端な考え方はあまり適しているとは言えません。
ネイルもメイクの一種です。メイクも間違った使い方をすることでお肌に負担となります。
ネイルも同様にやりすぎたり誤った使い方をすると爪を痛める原因となります。
とはいえネイルをすることで精神的にも気分がUPするのも事実。
ネイル=爪を痛める可能性がある→ダメ!と考えるのではなくでメリットとデメリットをきちんと押さえてネイルを楽しむことが大切です。
ちなみにネイルと言えばポリッシュもありますがジェルネイルと比べるとどうなんでしょうか?
詳しくはこちらでまとめていますので是非ご覧下さい↓
ジェルネイルとポリッシュ爪が痛むのはどっち?まとめ
ジェルネイルの塗り方が簡単にわかっちゃう動画をご紹介します。解説がわかりやすく私も良く参考にしています。是非参考にしてください↓
とはいえ私の経験上やはりポリッシュのほうがジェルネイルよりも爪への負担がすくないです。
ジェルネイルは【サンディング(ジェルを乗せる前に爪に傷をつける)】やジェルのジェルオフでどうしても負担をかけてしまうからです。
爪を痛める度合いが少ないという意味でポリッシュのほうがお勧めです。
ただしポリッシュをする際もアセトンを使う【塗り変え】は1週間に1度が限度。
3日に一度塗り替えている人が時々いますが爪にとってはよくないです。爪が乾燥しすぎると逆に【ヒビ割れ】が起こってしまう事も。
いくら爪に負担が少ないといってもやりすぎるとよくないです。
ノンアセトンリムーバーとアセトンリムーバーの違い&使い分け方法
ジェルネイル基本のやり方まとめ
でもジェルネイルが出てきたばかりの頃は「ジェルネイルの方が爪に良い!」とネイルサロンでは言われてました。
私自身大手のネイルサロンでネイルをしてもらった時に
【ポリッシュは爪によくないので、ジェルネイルのほうがいい】
とネイリストに真顔で言われたことがあります。
正直これはウソです。
というかジェルを広めるためのセールストークだったんですね。
2019年の現在そんなことを言っているネイリストがいたら会ってその人の素の爪を見せてもらいたいぐらいです(笑)。
もちろんサービスとしてジェルを提供することもに問題はないです。
ただしメリットとデメリットをきちんと説明してくれるネイルサロンを選ぶのが爪を守るためには大切です。
とはいえ【爪を痛めないジェルネイル】という夢のような話がネイル業界で広がりつつあります。
実は近年ネイル業界でひそかに広がっているのが【一層残し】という技術です。
結論から言えばこの方法だとジェルでも爪が傷むことはほぼゼロです。
なぜゼロなのか?
それはジェルを付け替えるときにジェルを1層残しておくので実質爪に傷がつくことがないからです。
実際私のネイルサロンでも一層残しは好評です。
ジェルネイルが剥がれることが少なくなり結果として【爪が傷まなくなった】というお客さんが増えています。
もしどうしても【ジェルネイルがいい】という場合であれば一層残しをやっているネイルサロンがおすすめです。
この時注意しなければならないのが【一層残し】は毎月ジェルを付け替える人向けのネイルということ。
通常のジェルよりもがっちり爪にくっつけるので落とす時に時間がかかったり負担がかかってしまうからです。
ブライダルなど1回だけやりたい人には通常のジェルネイルのほうがいいと思います。どちらがいいかは実際ネイルサロンで相談してみるのがいいですよ。
ちなみに私のネイルサロンも一層残し対応しておりますので気になる方はご相談ください。
ジェルネイルをしたまま爪を切っても大丈夫でしょうか?ネイルをしてから2週間程度たつと長さが気になってきます。
一番いいのが【そのままにしておく】ということ。
とはいえジェルをしたまま爪が長くなってしまうと不便ですよね。その場合私がやっている方法をご紹介します。
それが【やすりを使う】という方法です。
ここでポイントなのが【切る】じゃなくて【削って短くする】ということ。ジェルネイルをしている場合は【削る】ということが大切です。
なぜならジェルネイルをしたまま切ってしまうとネイルが剥がれてしまう事があるからです。
一度ジェルネイルが剥がれてしまうとあっというまにペロッと剥がれてしまう事も。こうなると爪まで一緒に持っていかれてしまう(怖いですね)ため非常に傷んでしまう事になるからです。
ジェルネイルをした場合にはエメリーボードで削るということが大切です。
さらにジェルの付け替え期間は3~4週間。この周期で付け替えするのがベストです。
先ほどの続きですがジェルネイルをしたまま爪を切らずに短くする方法。それが【やすり】を使って削るという方法です。
具体的にはエメリーボードやファイルといったやすりを使ってジェルしたまま切らずに短くしていきます。
爪を切るよりもジェルネイルをキレイに持たせることが出来ます。
やすりというと思い浮かべるのが【ガラス製】タイプじゃないでしょうか?私も昔持っていました。ガラス製は正直あまりお勧めしません。ジェルネイルをした場合は紙製のやすりがお勧めです。
なぜなら紙製のやすり(エメリーボードとかファイルといいます)のほうがジェル¥をしたままでも切らずに短くきるからです。
逆にガラス製とかだとあまり削れないのでジェルネイルをした際には時間がかかりますし強く押し付けてしまい正直よくないです。
削っているときに爪が左右に動くようであればそれは力の入れすぎ。ジェルネイルを塗った際にはもっと目の粗いやすりを使った方がいいです。
ネイルサロンではジェルネイルをしたまま切らずに爪を短くする場合【150グリッド以下】のやすりを使うことが多いです。
私のサロンではフィルイン一層残しをしているのでジェルネイルをしたまま爪を切らずに短くすることは日常的にありますがその場合はファイルといってさらに削れるやすりを使います。
このままだと先端ががザラザラするので最後に180グリッド程度のやすりでもう一度仕上げを行います。
ポイントは【往復掛け】をしないこと。いくらやすりだからといっても左右にゴリゴリこするように削るとネイルが剥がれてしまうからです。
右から左へ。左から右へ。優しく一方方向へ削るのがコツです。
こうすることでジェルを切らずに短くすることが出来ます。
ちなみにジェルネイルの付け替え期間は約4週間程度。これ以上放置しておくとかえって爪が傷むこともあるので早めに付け替えをするのがお勧めです。
ジェルネイルって爪に負担がかかる?オフはやめた方がいい?
ジェルネイルって爪に負担がかかるでしょうか?ネイリストの視点から言えばはっきり言って【ジェルネイルをすることで爪に負担はかかります】。これは間違いないです。
しかしジェルネイルでどのぐらい負担がかかるか?
これはネイリストの技量によるところが大きいです。そもそもオフって爪にものすごく負担がかかる施術。ジェルネイルの表面を削りさらにアセトンで濡らしたコットンをアルミで巻いて10分放置。
そのあとウッドスティックとかで取っていくわけですががっちりつけたジェルネイルほど【取れにくい】です。
結局またジェルネイルを削ってアルミを巻き直したりして・・・こんなことをしていたらさすがに爪も乾燥して傷んできます。
ちなみにアセトンで一度乾燥してしまった指先はオイルを塗っても元には戻らないです。瞬保湿してしっとりしたようには見えますけどやっぱり乾燥します。
そういう負担を防ぐためにどうしたらいいか?やはり一番は【オフしない】ということです。
オフしないというのは極端ですけど例えばセルフネイルをするんだったら【オフは1か月に1回にする】とか。
【ジェルを頻繁に付け替えしない】これだけでも爪の負担はかなり減ります。
さらにネイル業界では最近【フィルイン1層残し】という技術が広まりつつあります。これはオフせず表面だけ削り残ったジェルネイルの上に新しいネイルを塗るという方法。
ソフトジェルネイルが流行る前のハードジェルのやり方だと思いますが今この方法が広まりつつあります。
私もサロンで導入していますがジェルネイルの持ちもいいですし爪の負担も少なくなってお客さんにはとても評判がいいです。とはいえセルフでやる場合は間違ったやり方でやるとグリーンネイル等の可能性もあるのであまりお勧めしません。
ネイルサロンの中にも一層残しをやるサロンも増えてきましたのでジェルネイルで爪が傷むのが心配という方はそういうサロンを選ぶのもお勧めです。
ジェルネイルをすると爪が圧迫されるように感じるのはなぜでしょうか?
色々な原因があると思いますが一番大きいのがジェルネイルにより【爪が内側にかけて圧迫されているから】ではないかと考えられます。
ジェルネイルは硬化することで10%ほど縮むといわれています。
元々爪が巻いていたりする場合縮んだジェルネイルで爪を押さえつけるような形に圧迫するため違和感を感じると思われます。
特にネイルサロンで気を付けているのはフットジェルです。
足の親指は特に巻き爪の方が多いためネイルをするとさらに圧迫され皮膚に食い込んでしまいます。
その場合薄付きジェルネイルをする場合もありますがたいていはポリッシュをお勧めしています。たまにポリッシュでも【圧迫されるような感じがする】とおっしゃるお客様も。
指先は人によっては敏感ですので感覚も人それぞれ。特にリウマチなど持病のある方は指先の感覚が敏感になりジェルネイルなどネイルをすると痛みを感じる場合もあるようです。
圧迫するように感じたらネイルサロンではひとまずはお休みします。
私のサロンでしたらネイルをせずに巻きにくい形にお手入れすることも。
さらにツヤを出すことでジェルネイルをしなくてもお手入れでキレイな指先をキープすることが可能です。
短い爪でもジェルネイルって出来るんでしょうか?
結論から言えばジェルネイルできます。ジェルというと【長い爪にがっつりネイルアート】というイメージですが実はサロンに来るお客さんの多くが【短いタイプ】。
逆に長すぎる爪は観ていてちょっと引いちゃいますし(ネイリストが言う言葉じゃないですが私は短い派です)。
長い&ごってりジェルネイルは実は少数派になりつつあります。
しかしあまりにも短い場合ジェルをしても剥がれやすくなってしまいますので要注意。
なぜかといえば【爪先にネイルが上手く塗れないから】。しっかり塗れないためが剥がれやすくなってしまいます。
ジェルネイルェルネイルが剥がれると爪が傷んでしまうので正直あまりお勧めしません。
もしジェルネイルをしたい場合はせめて指と同じ長さに伸ばしてから塗るのがベストです。
ちなみに短い場合赤などの派手なジェルネイルがよく合います。ケバくなりそうな濃い色でも短い場合だといポップなイメージに。
子供のようなイメージにならないためにしっかり形を整えてネイルケアを入念に行います。
お手入れの行き届いた指先だとシンプルでも大人の雰囲気のネイルを楽しめます。
ジェルネイルで爪が凹凸する原因ってあるんでしょうか?ジェルネイルが凹凸する原因はさまざまです。
よくあるケースが
地爪が凹凸しているというケース。ジェルオフする際にジェルネイルがところどころ残っていたりするのが原因。
ネイルが残ったところが凹凸してしまいその上からジェルネイルをすると仕上がりが凹凸してしまいます。
この場合は下準備の段階でジェルネイルをすべてキレイにとっておくという方法が有効です。
ただしファイルで爪全体を削るのはNG。ジェルネイルが残っている部分だけを少しずつ削っていきます。
ざっくり削ってしまう事で爪がうすくなってしまうからです。
さらにジェルネイルが凹凸する原因の一つが【フリーエッジ先端にネイルがたまってしまう】というものがあります。
これは初心者によくあるケース(私もそうでした)。
凹凸している場合はライトに入れる前にジェル筆を寝かせたまま均一にするひと手間を。
このようにジェル筆をうまく使うことでと凹凸のないきれいなネイルに仕上がります。
さらにネイルサロンではフリーエッジ先端にたまったジェルはをェル筆を使って【爪先→中央部】に向かってジェルネイルを流すことが多いです。
こうすることで爪の中央にジェルネイルがのるので爪のラインがキレイにみえる&フリーエッジもキレイになるので便利な方法。
是非気になる方は一度やってみてくださいね。
ジェルネイルをした爪の裏側に異変を感じたら?
ジェルネイルを続けていると爪の裏側に異変を感じる人もいるようです。
一番大きな異変といえば【ハイポニキウム】ではないでしょうか?ハイポニキウムとは爪と皮膚をくっつけている【皮膚の一部】です。
ジェルネイルをすると爪の裏側の【ハイポニキウム】が伸びてくることがよくあります。
爪の裏側に透明な【皮】みたいなものがあったらそれがハイポニキウムです。
ジェルネイルを続けた際によくみられる現象です。
しかしジェルネイルをしていなくても単に爪を伸ばし続けた際も同じような現象が起こります。
特に裏側んぼハイポニキウムが伸びやすい指が【人さし指】です。人差し指はジェルネイルをしなくても裏側のハイポニキウムが伸びやすいです。
ただしこのハイポニキウムは神経が通っているので要注意。
切るととても痛いのでジェルネイルをしている時でもしていない時でも爪を切る際は切らないように注意します
ネイルサロンでも必ず爪の裏側を確認しハイポニキウムより短くしないように気を付けます。
よくハイポニキウムを伸ばすと指がキレイにみえる、と言われます。
しかしあまりに伸ばしすぎるとケガをすることもあります。
特にジェルなどで伸ばした際にハイポニキウムも一緒に伸びると爪が割れた際にハイポまで傷つけてしまうことも。
そのため爪が伸びてきたら指先の先端を軽く押して刺激を与えハイポニキウムがこれ以上伸びないようにするという方法もあります。
私自身ジェルネイルをやるようになって人差し指のハイポニキウムが一番最初に伸びました。
最初はうれしかったんですけど今では時々指の先端を軽く押してこれ以上伸びないようにしています。
特にジェルネイルをすると爪が内側に巻きがちなのでキレイにみえる反面ハイポニキウムにも気を使う必要が出てきます。
ジェルネイルって爪の補強になるんでしょうか?
結論から言えば【ジェルネイルは爪の補強としての効果があります】。
確かにソフトジェルネイルの場合【爪の補強効果なし】という意見もあります。
しかし実際ネイルサロンでは
この2つを併用するケースが増えてきています。
例えば水仕事の多い主婦の方の場合。
普通にソフトジェルを塗りトップコートはハードで仕上げるというケースがとても多いです。
ちなみにハードジェルの場合は強度があるので爪の延長をする場合にもスカルプ用ジェルネイルと共に使われます。
ということを見るとジェルネ自体が補強効果が結果としてあるということがわかります。
私のネイルサロンでもジェルネイルを辞めて地爪で生活するお客さんにいつも言っているのが
【ジェルネイルの補強がなくなったのでこれまで通りの強さで指先を使うと必ず爪が折れます】
ということ。ジェルネイルという補強があると指先を多少乱暴に使ってもネイルや爪が折れるということはないです。
逆に補強が取れた時にジェルネイルの時と同じように力を入れて指先を使うと爪が折れやすくなってしまいます。
特に水仕事や指先を使う場合にははがれにくく補強効果もあるジェルネイルをお勧めすることが多いです。
ジェルネイルで爪が伸びたらどうなるでしょうか?
ネイルサロンでは基本的にジェルネイルをして爪が伸びても【切らないように】お願いしています。
爪切りなどで伸びた爪を切ってしまうとジェルネイルが剥がれてしまうからです。
だいたいジェルネイルをして1か月ぐらいたつと爪は3ミリ~4ミリほど伸びてきます。
こうすると伸びた根元の部分が気になりますがキレイにお手入れをしていればネイルの根元はそれほど気になりません。
さらに私のサロンでは根元が気にならないような
などのデザインをお勧めしています。
ジェルネイルは1か月程度持つものなのでジェルネイルのデザインを工夫することで伸びた根元が気ならずに過ごすことができます。
3週間~4週間ほど経過したらネイルサロンでジェルネイルの付け替えをします。
付替えとは【古いネイルをとって新しいネイルを塗る】事。
この時に長くなった爪も一緒に削ります。
こうすることで定期的に爪の長さも整えられますしキレイな指先をキープすることが出来ます。
ジェルネイルで爪が伸びた部分に再度ジェルネイルを塗るという方法もあります。
これがいわゆる【フィルイン】という方法です。
フィルインとはジェルネイルをアセトンで溶かさず付け替えが出来る方法です。
具体的には表面を削りその上から爪の伸びた部分を中心にネイルを塗るという方法。
ネイルサロンでは爪の伸びた部分以外の表面を削りジェルネイルのベースコートが一層だけ残っている状態にします。
この状態から爪伸びた部分を含めた全体にベースコートを塗っていき同じようにジェルネイルを仕上げていきます。
この時大切なのが【爪が伸びた部分の段差を埋める】という事。
伸びた部分はジェルネイルが載っていないのでどうしても段差ができてしまいます。
プレパレーションの段階で段差は出来るだけなくすようにしますがそれでも伸びた部分に段差ができます。
この段差をベースコートでしっかり埋めるのが大切。小さな段差ですがジェルネイルを仕上げる段階になると目立つほどに大きな凹凸になってしまうからです。
この方法は現在ジェルネイルを扱うネイルサロンで広まりつつある方法。
オフの必要がないので爪を痛めないというのが人気の理由です。
もしネイルサロンに導入する場合は特殊な技術のため専門セミナーに通う必要があります。
さらにジェルネイルオフの際にネイルマシンを使うのでマシンの使い方もマスターしておくのがコツです。
今回はジェルネイルをした際の爪の切り方ついて紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。ほかにもネイルに関する記事を書いていますのでもしよければお読みください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!是非ネイルを楽しんでいただけると嬉しいです。
ネイリストの山崎さやかです。こんにちは。
2016年のTBS系連続テレビドラマ「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」にエキストラ出演させていただきました。
第1回放送では中谷美紀様をネイル施術するシーンが放映されました。ネイリスト役で出演させていただき感謝しております!